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【直前対策】CCNP合格を確実にする厳選問題集 その2

【直前対策】CCNP合格を確実にする厳選問題集 その2

CCNP【ROUTE】合格を確実にする厳選問題集

ROUTEの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

ROUTEに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNP【ROUTE】試験対策 問題編

【問題1】
PPPの認証方式で、クリアテキストでユーザ名やパスワードの送受信を行う方式は以下のうちどれでしょうか。
A) CHAP
B) PAP
C) MS-CHAP
D) IPCP

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)B

解説)PPPの認証方式にはユーザ名とパスワードのやりとりをクリアテキスト方式(暗号化を行わない平文方式)で行うPAPと、MD5によって生成されたハッシュ値により暗号化してやりとりするCHAPの2種類があります。CHAPの方がよりセキュリティが高いため、PPPoEなどの認証にもCHAP方式が採用されています。
≪間違い選択肢≫
C.MS-CHAPはPPTPによるVPN構築の際に使用されるマイクロソフトが開発した認証技術です。名前に「CHAP」とついていることからも分かる通り、暗号化された認証になります。しかし脆弱性が発見されたことから他の認証方式を用いることが多くなっています。
D.IPCPはIPによる通信を行うための制御プロトコルで、NCPの一種になります。PPPはNCPとLCPの2つのサブプロトコルにより構成されていますが、PAPやCHAPによる認証はLCPのオプションになります。

【問題2】
ip prefix-list ROUTE permit 172.16.0.0/16 ge 18 le 27というプレフィックスリストの対象となるものを以下の中から選択してください。
A) 172.16.128.0/17
B) 172.17.0.0/20
C) 172.16.0.0/30
D) 172.16.64.0/24

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)D

解説)プレフィックスリストはネットワークアドレスとそのサブネットマスクを指定するための条件リストです。ルートフィルタやルートマップの条件に使用します。
設問のようにgeとleの両方を指定すると、サブネットマスク長が/18から/27までが該当範囲となります。また172.16.0.0/16の部分は16ビット目までが一致しているという意味になりますので、172.16から始まるものが対象となります。

【問題3】
ポイントツーポイントネットワークでのOSPFのハローインターバルはデフォルトで何秒に設定されているでしょうか。
A) 5秒
B) 10秒
C) 30秒
D) 40秒

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)B

解説)OSPFではネットワークの形態を大きく3つに分けて認識されます。
・マルチアクセスネットワーク
…イーサネット環境で接続されている場合のデフォルトの形態です。同一ネットワーク内に複数のルータが存在するためDRとBDRが選出されます。またマルチキャストの送受信が可能なためネイバーの検出は自動で行われます。またデフォルトでハローインターバルは10秒、デッドインターバルは40秒に設定されています。
・NBMA
…フレームリレーネットワークのデフォルトの形態です。フレームリレー環境はマルチキャストを送信できないネットワークですので、DRとBDRの選出が自動では行われません。そのためネイバールータの手動での登録が必要となります。またデフォルトでハローインターバルは30秒、デッドインターバルは120秒に設定されています。
・ポイントツーポイント
…PPPやHDLCを利用しているネットワークのデフォルトの形態です。1対1での接続形態のためDRやBDRの選出は効果的ではないため選出されません。またネイバーの検出は自動で行われます。デフォルトでハローインターバルは10秒、デッドインターバルは40秒に設定されています。

【問題4】
Flexible NetFlowを構成するコンポーネントのなかでインターフェイスに適用しフロー情報を収集するものは以下のうちのどれでしょうか。
A) フローレコード
B) フローモニタ
C) フローエクスポータ
D) フローサンプラ

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)B

解説)Flexible NetFlow ではフローの識別のために利用されるキーフィールドや、収集したフローの情報であるノンキーフィールドを自由に設定することができます。通常、NetFlowはNetFlowバージョン5を、Flexible NetFlowはNetFlowバージョン9とも呼びます。
Flexible NetFlowは以下の4つのコンポーネントで構成されています。
・フローレコード
…キーフィールドおよびノンキーフィールドの指定を行います。
・フローエクスポータ
…収集したフローの送信先を指定することができます。
・フローサンプラ
…収集するトラフィックの量を制限することができます。
・フローモニタ
…作成したフローレコードとフローエクスポータを指定して1つにまとめたものです。フローモニタをインターフェイスに適用することでフローの収集を行うことができます。

【問題5】
OSPFv3が動作しているルータがハローパケットなど各種パケットを送信する際に使用する送信元アドレスは以下のうちのどれでしょうか。
A) リンクローカルユニキャストアドレス
B) ユニークローカルユニキャストアドレス
C) グローバルユニキャストアドレス
D) マルチキャストアドレス

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)A

解説)OSPFv3ではIPv6ネットワークに対応したルーティングプロトコルです。基本的にはIPv4でのOSPF(OSPFv2)とほぼ同様の機能を持っています。ルータIDもOSPFv2と同じく32ビットの値を使用するため、router-idコマンドによって設定がされていない場合はループバックインターフェイスや物理インターフェイスのIPv4アドレスが使用されます。
各種パケットはマルチキャストアドレスFF02::5とFF02::6を宛先としており、そのパケットの送信元アドレスには自身のリンクローカルユニキャストアドレスをセットしています。

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