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【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【IPv6編】Part 3
2018.04.04

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【IPv6編】Part 3

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【IPv6編】Part 3

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はIPv6編の第3回です。
IPv6を対応させたOSPFやEIGRPなどのルーティングプロトコルも最近よく出題されているようです。
IPv4バージョンとの違いや設定方法などを学習しておきましょう!

問題1

OSPFv3を動作させるためにルータで設定するコマンドとして正しいものは次のうちどれですか。(3つ選択)

  1. (config)#ipv6 router ospf 1
  2. (config)#router ospf 1
  3. (config-rtr)#network fe80::1 area 0
  4. (config-rtr)#router-id 1.1.1.1
  5. (config-rtr)#version 3
  6. (config-if)#ipv6 ospf 1 area 0
  7. (config-if)#ip ospf 1 area 0

問題1の解答と解説を表示

解答)A、D、F

IPv6を使用したルーティングを有効にするためには、まず初めに(config)#ipv6 unicast-routingというコマンドを使用します。
OSPFv3で必要なコマンドとして、まずはプロセスを作成するためのコマンドです。(config)#ipv6 router ospf <プロセスID> のコマンドを使用して、プロセスの作成をします。このコマンドを実行すると、ルータモード[(config-rtr)#]に移行します。ルータモードで設定しなければならないものは、ルータIDです。OSPFv2では、ルータIDはインターフェースのIPアドレスを利用して設定されますがv3の場合はアドレスのビット数が合わないため、手動で32ビットのルータIDを設定する必要があります。また、OSPFv3では、networkコマンドが無いので、エリアの定義は、インターフェースモードで行います。コマンドは、(config-if)#ipv6 ospf <プロセスID> area <エリアID> になります。

問題2

show ipv6 routeをOSPFが動作しているデバイスで実行したところ、ルート情報が表示されました。この結果から分かることを以下の中から1つ選択してください。

  1. OSPFv3が動作している。
  2. OSPFはBGPにIPv6ルート情報を再配送している。
  3. このルータはABRとして動作している。
  4. このルータはトータリースタブエリアとして動作している。
問題2の解答と解説を表示

解答)A

解説)#show ipv6 route はIPv6でのルーティングテーブルを表示するコマンドです。このコマンドを実行して経路情報が表示された場合、そのルータではIPv6を使用したルーティングが有効になっていることを表しています。よって、OSPFでのIPv6に対応したバージョンであるOSPFv3が動作しているが正解になります。

問題3

R1とR2の2台のルータでOSPFv3の設定をしましたが、ネイバー関係を築くことができていません。原因を調べたところ、Helloインターバルの不一致が原因であることが分かりました。R2はデフォルトの設定のままである場合、R1に以下のどのコマンドを設定すればネイバー関係を築くことができるでしょうか。正しいものを1つ選択してください。

  1. (config-if)#ipv6 ospf hello-interval 20
  2. (config-if)#ip ospf hello-interval 10
  3. (config-if)#no ipv6 ospf hello-interval
  4. (config-if)#ip ospf hello-interval 20

問題3の解答と解説を表示

解答)C

解説)OSPFv3のハローインターバルのデフォルトの値もOSPFv2と同じ10秒です。この設定を変更するコマンドは、(config-if)#ipv6 ospf hello-interval ○○ になります。この問題では、R2はデフォルトの設定ということで、R1側にこのコマンドによって間違ったHelloインターバルの数値が設定されていると考えられます。ですので、このコマンドを打ち消すために、(config-if)#no ivv6 ospf hello-intervalのコマンドを設定すればよいです。

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