基本情報処理技術者試験の基本。財務諸表について④


基本情報処理技術者試験の基本。財務諸表について④

はじめに

H29年春の基本情報処理技術者試験が終わりました。
基本情報処理技術者試験は範囲が広く、学習するのも一苦労ではありますが、特におろそかになってしまいがちなのは「ストラテジ系」と呼ばれる範囲かと思います。配点も低く暗記で何とかなるだろうと高をくくり、前日に参考書をぱらぱらと見て終わりになってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんなおろそかになってしまいそうな「ストラテジ系」の中から、
今回は「企業・財務」の範囲に出題される「財務諸表」について全4回でまとめていく連載の最終回です。
前回までの3回で「貸借対照表」、「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」について個別で見てきましたので、今回は相互の関連をみていきましょう。

貸借対照表とキャッシュフロー計算書

1期末時点での貸借対照表の資産の欄には現金額(預金残高)を記載します。
その金額が2期のキャッシュフロー計算書での「期首現金額」になります。
2期末時点での貸借対照表の資産の欄にも現金額(預金残高)を記載します。
この金額が2期のキャッシュフロー計算書での「期末現金額」になります。
当然と言えば当然ですが、このような関係があります。

キャッシュフロー計算書と損益計算書

損益計算書には利益と損失を記載するのですが、その時の記載する内容は「発生主義」と言い、収益は入金時点ではなく販売時点、支出は支払時点ではなく売上高との対応で記載することになります。
一方キャッシュフロー計算は実際の入出金を表すので、より実態的な企業の現金の状況を表していると言えます。損益計算書では黒字でも、キャッシュフローが赤字の場合、結果企業が倒産してしまうことがありますが、これが黒字倒産です。

損益計算書と貸借対照表

損益計算書に記載される純利益から配当金や役員賞与をさしい引いた金額が、
貸借対照表の純資産の利益剰余分になります。

財務3表を関連立てて見ることで、会社の経営実態を知ることができるのです。

まとめ

基本情報試験では3表の組み合わせ問題というのは出題されたことはほぼ無いと思われますので、今回は過去問練習はありません。しかし、関連を知っておいた方が回答するときのヒントにもなると思います。しっかりと覚えておきましょう。

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