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【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その10

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その10

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
RSTPでは新たな名称のステータスに統合されて無くなったSTPのステータスの名称を以下の中から3つ選択してください。
A) ブロッキング
B) リスニング
C) ラーニング
D) フォワーディング
E) ディセーブル

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)A,B,E

解説)STPではブロッキング、リスニング、ラーニング、フォワーディング、ディセーブルという5つのポートのステータスが存在していましたが、RSTPではディスカーディング、ラーニング、フォワーディングの3つになりました。ブロッキング、リスニング、ディセーブルの3つがディスカーディングという状態に統合されました。この3つの役割はどれも通信の転送を行わない・MACアドレステーブルを作成しないという特徴から差がないということでRSTPでは統一された形になります。

【問題2】
Catalystスイッチ上でイネーブルパスワードを変更するコマンドとして適切なものを以下の中から選択してください。
A) Catalyst2960>enable password test
B) Catalyst2960#enable password test
C) Catalyst2960(config)#enable password test
D) Catalyst2960(config)#password test

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)C

解説)イネーブルパスワードを変更するコマンドはグローバルコンフィグレーションモードでenable password <文字列>コマンドを実行します。グローバルコンフィグレーションはプロンプトの表示が(config)#となります。>となっているユーザモードや、#となっている特権モードでは主に設定を確認するモードとなりますので、設定の変更を行うことはできません。また、グローバルコンフィグレーションモードでpassword <文字列>というコマンドは存在しません。

【問題3】
SNMPエージェントが自発的に送信するアラートメッセージとして適切なものを以下の中から2つ選択してください。
A) Get Request
B) Set Request
C) Get Response
D) Trap
E) Inform

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)D,E

解説)SNMPは機器の状態や稼働状況などの様々な情報を一元管理するために利用されるプロトコルです。SNMPでは情報を収集する機器としてSNMPマネージャが、SNMPマネージャに情報を送信する機器としてSNMPエージェントが存在します。SNMPの基本的な動作は、SNMPマネージャがSNMPエージェントに対して情報を送信するように定期的に指示を送り、その指示を受け取ったSNMPエージェントが情報を送信するという仕組みになっています。このやり取りの仕組みをSNMPポーリングと呼びます。このように基本的にはSNMPエージェントは受動的な動作を行っていますが、何らかの異常が生じた際にSNMPエージェント側から自発的にメッセージを送信することがあります。そのメッセージをTrapといいます。
このTrapメッセージによって自発的にメッセージを送信することができますが、確認応答機能がないためSNMPマネージャに届く・届かないにしても1度だけしか送信できないという欠点がありました。その欠点を解消するためにSNMPのバージョン2では新たにInformという仕組みが追加されました。Informメッセージでは確認応答の機能が追加されています。
≪間違い選択肢≫
A,B,C.これらのメッセージはSNMPポーリングの際に行われるメッセージです。SNMPポーリングの動作ではSNMPエージェントは受動的な動作を行っていますので誤りです。

【問題4】
IPv6のユニキャストアドレスについて正しく述べられているものを以下の中から2つ選択してください。
A) リンクローカルユニキャストアドレスはfe80::/10から始まる。
B) ループバックアドレスは::(すべてのビットが0)の1つだけである。
C) グローバルユニキャストアドレスを1つのインターフェイスに複数設定することができる。
D) グローバルユニキャストアドレスは2001::/16から始まる。

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)A,C

解説)IPv6ではユニキャストアドレスの到達範囲(スコープ)によって以下の3つに分けられています。

グローバルユニキャストアドレス(IPv4でのグローバルアドレス)
ユニークローカルユニキャストアドレス(IPv4でのプライベートアドレス)
リンクローカルユニキャストアドレス(同一セグメント上(同一ネットワーク上)でのみ使用可能なアドレス)

グローバルユニキャストアドレスは2000::/3から始まる(先頭のビットが001から始まる)アドレスが割り当てられています。そのなかでさらに用途が分かれていて、例えばインターネット上で使用するアドレスは2001::/16が割り当てられています。
ユニークローカルユニキャストアドレスはfc00::/7から始まるアドレスが割り当てられています。
リンクローカルユニキャストアドレスはfe80::/10から始まるアドレスが割り当てられています。
特殊な用途で使用されるループバックアドレスはIPv4では127.0.0.0/8が割り当てられていました(特にその中で慣例的に127.0.0.1が使用されていました)が、IPv6では::1(127ビット0が並び、最後の1ビットが1)の1つだけになりました。
また、IPv6では複数のグローバルユニキャストアドレスを1つのインターフェイスに割り当てることが可能になっています。

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