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【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その5

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その5

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
下記のように接続されているルータ間でOSPFの設定がされていますが、Router1とRouter2ではネイバー関係を築くことができていません。原因として考えられる最も適切なものを以下の中から選択してください。(図をクリックすると別タブで開きます。)
Q5-1
A) ハローインターバルの値が両ルータ間で異なっている。
B) ループバックインターフェイスのアドレスが両ルータで同一のものになっている。
C) プロセスIDの値が両ルータで同一のものになっている。
D) デッドインターバルの値が両ルータ間で異なっている。

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)B

解説)OSPFがネイバー関係を築くための条件として以下のものが挙げられます。
・ハローインターバル、デッドインターバルが両ルータで一致している。
・エリアIDが一致している。
・サブネットマスクが一致している。
・スタブフラグが一致している。
・認証の設定がされていればパスワードが一致している。
ネイバーを築くためには上記のパラメータが全て一致している必要がありますが、一意のルータを識別するためのルータIDは他のルータと一致していてはいけません。もし設定ミスなどで一致してしまうとネイバー関係を築くことができません。設問の図からループバックインターフェイスのIPアドレスが一致してしまっているため、両ルータのルータIDが172.16.14.1となってしまいます(図からはrouter-idコマンドで個別に設定しているかどうかは読み取れません)。もし一致してしまっていると以下のようなログメッセージが出力されます。
「*Mar 1 00:02:11.563: %OSPF-4-DUP_RTRID_NBR: OSPF detected duplicate router-id 172.16.14.1 from 10.0.0.2 on interface Serial0/0」
≪間違い選択肢≫
A,D.両ルータのハローインターバルやデッドインターバルの値はこの図から読み取ることが出来ません。
C.プロセスIDの値は一致していなくてもネイバー関係を築くことができます。

【問題2】
PPPのサブプロトコルのうち、オプションとして認証機能を提供しているプロトコルを下記の中から選択してください。

A) NCP
B) LCP
C) IPCP
D) IPXCP
E) ATALKCP

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)B

解説)PPPはNCPとLCPという2つのサブプロトコルに分類することができます。NCP(Network Control Protocol)はネットワーク層で使用されているL3プロトコルと接続を確立する際に使用されるプロトコルです。L3プロトコルがIPならIPCP、IPXならIPXCP、AppletalkならATALKCPが使用されるというように、各L3プロトコルに応じて使用されるNCPのプロトコルが異なります。このようにNCPによってL3プロトコルを識別することが可能なためマルチプロトコル対応となっています。
LCPは(Link Control Protocol)はリンクの確立、維持、切断処理を担うプロトコルです。さらに4つのオプション機能(認証、圧縮、マルチリンク、エラー検出)が存在しますが、認証の機能とそのプロトコル(PAP、CHAP)を覚えておきましょう。

【問題3】
標準ACLの表記方法として正しいものを以下の中から選択してください。

A) access-list 59 permit 192.168.1.0 0.0.0.255
B) access-list 1 permit ip host 192.168.1.1
C) access-list 101 permit ip any any
D) access-list 159 permit 192.168.1.1 0.0.0.0

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)A

解説)ACLのには標準ACLと拡張ACLが存在します。指定できる条件が標準ACLは送信元IPアドレスだけで、拡張ACLはプロトコル、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、オプション(ポート番号など)となっています。拡張ACLの方が指定できる項目が多いため、より細かい条件設定が可能になっています。
標準ACLの書式は「access-list <番号> {permit | deny} <送信元IPアドレス>」となります。<番号>欄には1~99及び拡張範囲として1300~1999までが使用できます。なお、拡張ACLは100~199、拡張範囲として2000~2699までが使用可能です。
≪間違い選択肢≫
B.permitの後ろに「ip」と、プロトコルの指定が入ってしまっているため誤りです。
C,D.<番号>が標準ACLの範囲ではなく拡張ACLの範囲になっているため誤りです。

【問題4】
下記のように構成されているネットワーク上で、PCからWEBサーバに対して通信を送信しました。RouterAとRouterBのFa1間を流れる通信のヘッダ情報として適切なものを1つ選択してください。(図をクリックすると別タブで開きます。)
Q5-4
A) 送信元MAC:1111.acfc.0002
宛先MAC:1111.52ed.0002
送信元IP:172.16.10.3
宛先IP:172.16.10.4
B) 送信元MAC:0000.3975.0102
宛先MAC:1234.5678.90ab
送信元IP:192.168.1.1
宛先IP:192.168.100.1
C) 送信元MAC:0000.3975.0102
宛先MAC:1234.5678.90ab
送信元IP:172.16.10.3
宛先IP:172.16.10.4
D) 送信元MAC:1111.acfc.0002
宛先MAC:1111.52ed.0002
送信元IP:192.168.1.1
宛先IP:192.168.100.1

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)D

解説)通信が送信される際にはMACアドレスとIPアドレスの2つのアドレスが使用されます。MACアドレスは同一ネットワーク上で接続されている機器同士が通信する際に使用されるアドレスです。この問題のようにルータによってネットワークが複数に分割されている場合は、ルータを経由するごとに送信元MACアドレスと宛先MACアドレスが付け変わります。IPアドレスはエンドツーエンドの通信を規定するアドレスなどと呼ばれ、送信元から宛先まで、最初から最後まで変わることはありません。
PCからWEBサーバまでの通信をまとめると以下のようになります。
①PC→Router1間
送信元MAC:0000.3975.0102
宛先MAC:1111.acfc.0002
送信元IP:192.168.1.1
宛先IP:192.168.100.1
②Router1→Router2間
送信元MAC:1111.acfc.0002
宛先MAC:1111.53ed.0002
送信元IP:192.168.1.1
宛先IP:192.168.100.1
③Router2→WEBサーバ間
送信元MAC:1111.52ed.0001
宛先MAC:1234.5678.90ab
送信元IP:192.168.1.1
宛先IP:192.168.100.1

【問題5】
IPv6の表記方法として適切なものを以下の中から選択してください。
A) 2001:1234:5678:0102:5fce:76ad:9879
B) fe80::111:22:3333
C) 2001:1234:5678:0000:0000:87gh:50cc:6597
D) fe80::111::22:3333

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)B

解説)IPv6アドレスは128ビットの数値を16進数・32桁に変換して表記します。4桁ごと8つのフィールドに区切り、コロンでフィールドの境界を表します。それでもまだ表記が長いので、いくつかの省略ルールに則って短縮して表記することが可能です。
・先頭に0がついているフィールドはその0を省略することができる。
・0000は0一つに省略することができる。
・0のフィールドが2つ以上連続する場合は、::(コロン2つ)と表記することができる。ただし、この表記は1回のみ可能。
これらの条件を満たしていて正しい表記になっているのはBです。
≪間違い選択肢≫
A.7フィールドしかありませんので誤りです。
C.16進数では0~9の数値と、a~fのアルファベットを用います。g、hといったアルファベットは使用できません。
D.::(コロン2つ)の省略箇所が2か所あるため誤りです。

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