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【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その4

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その4

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
ネットワークの接続性を確認するために使用するシスコルータで実行可能なコマンドは以下のうちどれでしょうか。該当するものを全て選択してください。

A) ping
B) show ip route
C) show ip interface brief
D) tracert
E) traceroute

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)A,B,C,E

解説)pingコマンドを使用することで相手機器との通信が可能かどうかを確認することができます。またルータはルーティングテーブルに基づいて通信を転送していますので、そのテーブルはshow ip routeコマンドで確認することが可能です。show ip interface briefコマンドは自身のIPアドレスおよびレイヤ1,2レベルでの接続性(upしているのかdownしているのか)を確認することができます。tracerouteコマンドでは相手機器までに経由するルータのIPアドレスを確認することができるので通信がどのような経路を通っているのかが分かります。もし通信が届いていない場合はどのルータまで到達していて、どこで通信が止まっているのかが分かりますのでトラブルの原因となっている機器の絞り込みに役立ちます。相手機器と通信ができない場合はこの様なコマンドを使用してトラブルシューティングしていくことになります。なお、tracertコマンドはPCで実行可能で、シスコルータでは実行することができません。動作としてはtracerouteコマンドとほぼ同じで、経由するルータのIPアドレスが確認できます。

【問題2】
MACアドレスの前半3バイトを何と呼んでいるでしょうか。

A) NIC
B) OSI
C) OUI
D) EUI

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)C

解説)MACアドレスは48ビットで構成されており、NICに記載されています。前半3バイト(24ビット)の部分をOUI(Organizationally Unique Identifier)といい、ベンダーコード・ベンダー識別子などと呼ばれます。OUIはIEEEによって管理されているので、OUIを調べることでその機器を製造しているベンダー(企業)が分かるようになっています。後半の3バイト(24ビット)はベンダーごとに管理されている番号になります。MACアドレスは「〇〇社(前半部分)が製造した△△(後半部分)という番号が割り振られた製品」という構成になっています。
≪間違い選択肢≫
A.NIC(Network Interface Card、Network interface controller)は、ネットワークに接続するための拡張カードを指します。この部分に通信に必要なアドレス(MACアドレス、IPアドレス)が書き込まれています。
B.OSI(Open Systems Interconnection)はOSI参照モデルを指します。
D.EUI(Extended Unique ID)はIPv6アドレスのインターフェイスID部分を自身のMACアドレスから自動生成する際に使用される変換方式です。(EUI-64フォーマット)

【問題3】
Ciscoルータで設定されているデフォルトのAD値の組み合わせを正しいものに結び付けてください。(図をクリックすると別タブで開きます。)
D&D1

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)
D&D1_A

解説)AD値(アドミニストレーティブディスタンス値)は各ルーティングプロトコルの優先順位を表す数値です。同じネットワークの情報を複数のルーティングで学習している際に数値が小さいほど優先度が高くなり、ルーティングテーブルに登録されます。例えば、あるルータがOSPFとRIPの2つの方法で192.168.1.0/24のネットワークを学習していると、OSPFのAD値が110、RIPのAD値が120となっていますのでOSPFの経路が優先されます。結果、ルーティングテーブル上に表示されるルートはOSPFで学習したルートとなります。

【問題4】
OSPFの状態遷移の順序が正しいものを以下の中から選択してください。

A) exstart→init→2way→exchange→down→loading→full
B) 2way→exstart→down→init→exchange→loading→full
C) init→down→2way→exchange→exstart→full→loading
D) 2way→down→init→full→exstart→exchange→loading
E) down→init→2way→exstart→exchange→loading→full
F) down→2way→exstart→init→exchange→full→loading

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)E

解説)OSPFの状態遷移はdown→init→2way→exstart→exchange→loading→fullの順番で進んでいきます。以下に各状態を簡単に説明します。
down…OSPFをきどうした直後で、まだHelloパケットを受信していない状態
init…Helloパケットを受信し相手を認識しているが、相手がまだ自分を認識していない状態
2way…お互いに認識しネイバー関係が確立された状態
exstart…どちらが先に情報を送信するかなどを決めている準備段階
exchange…互いのDBD(OSPFのデータベース)の交換をしている状態
loading…LSR、LSUなどの詳細なOSPFのLSAを交換している状態
full…全ての情報交換を終え、コンバージェンスしている状態

【問題5】
シスコルータがサポートしているファーストホップ冗長化プロトコルのうち、標準化されているものを以下の中から選択してください。

A) HSRP
B) VRRP
C) FHRP
D) GLBP

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)B

解説)シスコルータがサポートしているファーストホップ冗長化プロトコルはHSRP、GLBP、VRRPの3つになります。HSRPとGLBPはシスコ独自のプロトコルで、HSRPを基に新たに規格化されたプロトコルがVRRPとなります。VRRPはIETF標準プロトコルになります。HSRPとVRRPは使用されている用語などは異なりますが、ほぼ同じ動作をします。FHRPはこれらの冗長化技術を表す総称です。

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