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【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その2

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その2

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
RSTPの特徴として正しいものを以下の中から1つ選択してください。

A) RSTPはCSTにのみ対応していてPVST+には対応していない。
B) IEEE802.1Dで定義されている。
C) 新しく定義されたポートの役割は存在しない。
D) STPとの互換性がある。
E) PCなどと接続しているポートで高速にコンバージェンスさせることができない。

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)D

解説)RSTPはSTPとの互換性があります。スイッチネットワーク内にRSTPで動作しているスイッチとSTPで動作しているスイッチが混在していたとしても正常に動作します。しかしもちろんのことですが、RSTPで動作しているスイッチとSTPで動作しているスイッチ間では高速コンバージェンスをすることができず、通常のSTPのタイマーによる状態遷移になります。
≪間違い選択肢≫
A.RSTPではVLANごとにスパニングツリーの構成を形成するPVST+に対応しています。
B.RSTPはIEEE802.1wです。通常のSTPがIEEE802.1Dとなっています。
C.RSTPでは代替ポートとバックアップポートというポートの役割が追加されています。
E.RSTPはPCと接続するインターフェイスにポートファストの設定をすることで高速コンバージェンスをすることができます。

【問題2】
PPPの認証の設定で暗号化による認証を最初に行い、失敗した場合にはクリアテキスト方式で認証を行うようにする設定は以下のうちどれでしょうか。

A) Router(config-if)#ppp authentication chap pap
B) Router(config-if)#ppp authentication pap chap
C) Router(config-if)#ip authentication ppp chap pap
D) Router(config-if)#ip authentication ppp pap chap

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)A

解説)pppの認証の方式にはクリアテキストで行うpapと通信を暗号化して行うchapの2種類があります。問題文を見るとまず始めにchapを行い、その方式でうまくいかなかった場合にpapで行うと書かれています。「ppp authentication <認証方式>」コマンドをインターフェイスの設定モードで行うことで認証方式を選択することができます。問題文のように、片方の方式で失敗した際にもう片方の方式で認証を行う場合には、ppp authentication pap chapやppp authentication chap papのように続けて記述します。この時の動作は先に書かれている方式を先に行います。
なお、CやDのコマンドは存在しません。

【問題3】
RSTPで新たに導入されたポートの状態は以下のうちどれでしょうか。

A) ディセーブル
B) ディスカーディング
C) ラーニング
D) リスニング
E) フォワーディング
F) ブロッキング

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)B

解説)RSTP(ラピッドスパニングツリー)はSTPのデメリットであるコンバージェンスするまでに時間がかかってしまうという問題を解消することができます。STPから改良された点として、以下のものが挙げられます。
①ポートの役割が新たに追加された
通常のSTPではルートポート、指定ポート、非指定ポートの3つのポートの役割がありましたが、RSTPでは新たに代替ポートとバックアップポートが追加されました。非指定ポートがこの2つのポートに分割された形になっていますので、RSTPではポートの役割はルートポート、指定ポート、代替ポート、バックアップポートの4つとなっています。代替ポートはルートポートの予備でバックアップポートは指定ポートの予備の役割です。障害時にルートポートや指定ポートがダウンした際の次のルートポートや指定ポートをあらかじめ決定しているので高速コンバージェンスが可能となります。
②ポートの状態が新たに追加された
通常のSTPではディセーブル、リスニング、ラーニング、フォワーディング、ブロッキングの5種類の状態がありましたが、RSTPではディセーブル、リスニング、ブロッキングがまとめられてディスカーディングという新たな状態が定義されています。

【問題4】
DHCPの動作として適切なものを以下の中から1つ選択してください。

A) DHCPクライアントはリース期間を延長することによってできるだけ長く同じIPアドレスを使用することができる。
B) DHCPサーバはDHCPクライアントであるホストに対して常に同じIPアドレスを割り当てる。
C) DHCPサーバは1度クライアントにIPアドレスを割り当てるとそのIPアドレスは他のDHCPクライアントに永遠に割り当てられることはない。
D) リース期間が経過し返却されたIPアドレスは競合したアドレスとして一定期間割り当てが行われなくなる。

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)A

解説)DHCPを一言で簡単に表すと「PCなどにIPアドレスを自動で割り当てる」機能です。IPアドレスの割り当てには期間が存在し(リース期間と呼んだりします)、その期間が経過するとIPアドレスはDHCPサーバに返却されます。リース期間が経過して1度返却されると新しいIPアドレスが割り当てられます。このとき必ずしも前回と同じIPアドレスが割り当てられるとは限りません。このような動作がDHCPの原則となっていますが、DHCPクライアントはできるだけ同じIPアドレスを使い続けた方がなにかと都合が良いため、リース期間を延長するという仕組みがあります。リースの期限が迫ると(期限まで残り半分になると)、DHCPクライアントからサーバに対して延長を要請するDHCPリクエストが送信され、リースの期間が再セットされるようになっています。リースの期間にもよりますが、毎日使用しているPCなどではこのリース期間を延長する仕組みによって同じアドレスを使い続けることができます。長い間電源を入れずに使っていなかったPCなどを起動するとリース期間切れとなっていたりするので新たにIPアドレスを取得します。そうすると前回起動時とIPアドレスが異なる場合もあります。
≪間違い選択肢≫
B.リース期間が切れてIPアドレスをDHCPサーバに返却した後では異なるIPアドレスが割り振られますので誤りです。
C,D.リース期間が切れて返却されたIPアドレスは割り当て可能なDHCPプールに保管されるので異なるクライアントにも割り当てられる可能性があります。IPアドレスの競合(コンフリクト)は手動で設定しているPCなどが存在するときに起こり得ることですが、リースの期限などとは関係ありません。

【問題5】
VRRPのオブジェクトトラッキングについて正しく述べられたものを以下の中から1つ選択してください。

A) VRRPプライオリティ値が最も高いルータを常にマスタールータにすることができる。
B) プリエンプトの設定と併用することはできない。
C) 経路の変化やインターフェイスの状態によってプライオリティ値を増減させ、最適なルータをマスタールータとすることができる。
D) オブジェクトトラッキングの設定をすることで特定のルータを常にマスタールータとして動作させることができる。

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)C

解説)オブジェクトトラッキングとはインターフェイスの状態やルーティングテーブル、メトリックなどを追跡対象とするトラックオブジェクトを作成し、その設定に応じてルータのプライオリティ値を増減させることができる機能です。ネットワークの変化によってマスタールータよりもバックアップルータの方がより良い経路を通る場合や、マスタールータから宛先ネットワークに到達できなくなってしまった場合に利用します。プライオリティ値をバックアップルータよりも低い値に下げることによって、マスタールータとバックアップルータを入れ替えることができます。
≪間違い選択肢≫
A.プリエンプトの説明ですので誤りです。
B.オブジェクトトラッキングはプリエンプトの設定と併用することによってマスタールータを切り替えることができますので誤りです。
D.オブジェクトトラッキングは追跡対象の状態などによってプライオリティ値を増減させ、マスタールータを他のルータと切り替えることができる機能ですので誤りです。

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