最強なのはシタゴコロ…? 今昔変わらずもっとも熱いマーケティング分野とは?

この記事は2016年1月22日に書かれたものです。内容が古い可能性がありますのでご注意ください。


Web設計・デザイン・マーケティングを始めてはや10年のよいどれSが、Webトレンドについて語る。
各所に物議を醸すスタイルの執筆が信条の本連載。過去2度の投稿ですでに複数のジト目で見られている気がしている。
確信犯なので気にしないが、少しゾクゾクはする。ジト目で見られるのは嫌いではないようだ。

さて、本題。
マーケティングが苛烈な業界といえば、「転職」「出会い系」「金融」「車」「サプリ」が5大業界と言われる。(諸説あり)
検索結果にはこれらが溢れ、バナー広告で見ない日はない。当然、動く金額も巨大である。
しかし、マーケティング分野には誰もが公言しない最大の雄がいる。業界拡大に最高のノウハウとテクニックが投入される世界最古のビジネス。そう「アダルト業界」だ。
公明正大に論議できる分野でないことは確かだが、しかし、非常に先進的な手法に溢れた、学びには大変魅力的な業界でもあるのだ。
というのも……

・バナー
・動画広告
・アノテーション
・FLASH
・離脱防止
・EFO(エントリーフォーム最適化)

などなど、巷にあふれるあらゆる表現手法、囲い込み手法はその多くがこの業界から始まった。
それどころか、Webの発展そのものがこの業界の恩恵によるものとすら言えるのではないだろうか。
20年前のWeb黎明期。ネットユーザーの多くが、お宝画像の共有・検索に眼の色を変えた。
書店では手に入らない画像にコッソリと決済し、月額動画に小遣いを投下した。
世界に雄たるYoutubeよりも先に収益化に成功したのも、これらお宝動画サイトである。
動画サイト・ゲーム・ライブチャットなどの今ではメジャーなWebサービスも、その起源の多くがここから始まる。

では、この業界がなぜここまでプロモーションノウハウを磨くことができたのか。
それは「規制」と「偏見」、そして「警戒」の賜物だと考える。
一般的なレンタルサーバーでは運営すらできない。
Google・Yahooには掲載拒否され、一般的な広告代理店では当然扱わない。
つまり、一般的な広告手法のほぼすべてが利用できないのだ。

しかし、圧倒的なユーザー数。高い課金率とリピート率。それはあらゆる業界を凌駕する。
さまざまな障害を乗り越えてでも、プロモーションを打つ価値のある業界だ。

そんな中、必死に訴求を実現しようと業界のプロモーター達は考えたことだろう。
テキストでは内容は伝わらない→画像訴求のバナーが進化し、
買う前にどう動くのか見たい→動画広告のさまざまな手法が生まれ、
警戒心にあふれるユーザーをなんとか囲い込もうと、EFOが生まれた。
などと考えてみると、あの手この手の訴求方法・囲い込み方法でもっとも進化している業界ではないだろうか。

つまり、数多くの規制の中にこそ、さまざまなアイデアが湧き出してくる。
予算、技術、その他諸々。何か壁にぶつかった時には、是非彼らの挑戦を参考にしてみてはいかがだろうか。

大量の規制と溢れ出る怪しさを凌駕するための知恵の結晶。それが今のマーケティング市場を作っているとすれば、当たり前のようにそれらの手法を使っている我々も、数多の偏見の中で血路を開いた先達に敬意を表さなければならないはずだ。

うん。だから、そういうのを見てても悪くない。ですよね。

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