平成27年度秋期試験 基本情報技術者 午前問解説(問11~問15)


基本情報技術者試験

IT関係の仕事に就くまたは就いているのならば、ぜひ取っておきたい資格が基本情報技術者試験です。今回は平成27年秋季試験について解説していきます。問題に関しては情報処理技術者試験のページからダウンロードしてください。

問11 デバイスドライバの役割として,適切なものはどれか。

デバイスドライバとは、コンピュータに接続された装置を制御や操作するためのソフトウェアをさします。身近な例としては、プリンタを初めて使用する際にドライバのインストールを求められると思います。これがデバイスドライバです。よって、正解は(ア)です。

問12 500バイトのセクタ8個を1ブロックとして,ブロック単位でファイルの領域を割り当てて管理しているシステムがある。2000バイト及び9000バイトのファイルを保存するとき,これら二つのファイルに割り当てられるセクタ数の合計は幾らか。ここで,ディレクトリなどの管理情報が占めるセクタは考慮しないものとする。

ポイントは、問題文にある「ブロック単位でファイル領域を割り当てて管理しているシステム」という部分です。これは、あるファイルに割り当てられたブロックは他のファイルの領域として使用できませんということです。それを踏まえ割り当てられるセクタ数を数えていきます。

問12

よって正解は(ア)…といいたくなりますが、ブロック単位で割り当てられているので、割り当てられているセクタに空きセクタも数に入ります。そのため解答は、4(使用しているブロック数) × 8(1ブロックあたりのセクタ数) = 32です。よって正解は(エ)です。

問13 2層クライアントサーバシステムと比較した3層クライアントサーバシステムの特徴として,適切なものはどれか。

まずは、2層クライアントサーバシステムと3層クライアントサーバシステムについてです。2層クライアントサーバシステムとは、クライアントにアプリケーションがあり、サーバのデータベースをクライアントが直接アクセスする形態です。それに対し、3層クライアントサーバシステムでは、クライアント側には入力するユーザインターフェースだけを配置し、ビジネスロジックはサーバ側に配置する形態です。

問13_new

(ア)は3層クライアントサーバシステムではクライアント側に業務専用のミドルウェアは採用しません。(イ)は3層クライアントサーバシステムではクライアント側で業務処理を行うのではなくサーバ側で行います。(ウ)は3層クライアントサーバシステムではクライアント側に入出力のGUIを配置するだけなのでこれが正解です。(エ)はSQL文はサーバのビジネスロジックとデータベース間でやり取りされます。

問14 MTBFとMTTRに関する記述として,適切なものはどれか。

まず、用語についてです。

MTBF:Mean Time Between Failure (平均故障間隔) どのくらいの間隔で故障するかを表す値です。

MTTR:Mean Time To Repair (平均復旧時間) 故障後どのくらいの時間で復旧するかを表す値です。

選択肢を確認していきます。(ア)エラーログや命令のトレースの機能があれば故障原因が判明しやすいのでMTTRは短くなります。(イ)遠隔保守した場合、駆けつける時間が減る分MTTRは短くなります。(ウ)システムを構成装置の種類が多い場合、どの機器が壊れてもシステムとしては故障となるためMTBFは短くなります。(エ)予防保守することで故障前に故障しそうな箇所を見つけることができるのでMTBFは長くなります。よって(エ)が正解です。

問15 2台の処理装置から成るシステムがある。少なくともいずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率と,2台とも正常に動作しなければならないときの稼動率の差は幾らか。ここで、処理装置の稼働率はいずれも0.9とし,処理装置以外の要因は考慮しないものとする。

少なくともいずれか一方が正常に動作すればよいときの稼働率

少なくともいずれか一方が正常に動作すればよいということは、全体からどちらも故障している場合を引けば稼働率が求められる。

1 – ((1 – 0.9) × (1 – 0.9)) = 0.99

2台とも正常に動作しなければならないときの稼動率

2台とも正常に動作しなければならない場合を考える。

0.9 × 0.9 = 0.81

よって、二つの場合の差を求めると、0.99 – 0.81 = 0.18 となる。正解は(ウ)です。

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