そのトレンド、もう古い!!Webサイト”ファーストビュー”至上主義


Web設計・デザイン・マーケティングを始めてはや10年のよいどれSが、Webトレンドについて語る。

ちなみに、今は酔っていない。そう遠くないうち(数時間後)には酔うと思うが、その前にまずは一筆。
というわけで、早速、2015年のデザイン・トレンドについて私見をば。

さて、これまで、Webサービス・Webデザインにおいて、第一印象、いわゆるファーストビューはもっとも大切とされてきたフシがある。
それこそ「Webは見た目が9割」という本でも出てきそうなくらい、あちらこちらでそう語られてきただろう。

しかし、もうすぐ終わろうとしている2015年だが、この1年でトレンドは随分変化したように思われる。
誤解を恐れずにあえて言うなら、2015年のWebトレンドを題すれば「Webはストーリーが9割」であっただろう。

このところよく見かける、下記イメージなどの背景に動画の流れるデザイン、Facebookに代表されるカード・デザイン、下へ、下へと読ませるシングルページ・デザインなどは、いずれも従来の初見5秒勝負のファーストビュー偏重ではなく、長く・深くそのサイト・ページ・コンテンツに触れることを前提として作られたデザインだ。

ユニクロ        FireShot-Capture-KIRIN-ICHIBAN-http___www.kirinichiban.com_

さらに、これらの中には、アニメーションなどを多用して、長いものでは数分間閲覧をしなければコンテンツ趣旨が伝わらないような、思い切ったコンセプト・サイトも散見される。

これは、明らかに「Webの進化」だ。
「変化」ではない。受け取り側のユーザーが躍進したのである。

それは、なぜか。
アプリ・キュレーションサイトなどを始めとして、日々膨大な情報に触れ続けるユーザーが、それら情報を取捨選択する過程の途上で、初めて見るものに対して、その”内容を見定めよう”という意識が生まれたからである。
これまでのユーザーは、目にしたものがすぐに分かるものでなければ、興味を示さなかった。つまり意識が低かった。言い換えれば、リテラシー不足である。故に作り手は分かり易くばかりを求め、結果、各サイトから、オリジナリティは損なわれた。

しかし、である。
どうやらそのような時代は終わりつつあるようだ。
明らかにユーザーは進化した。

これからは、より内容のあるもの、より深く訴求できるものが、トレンドを担うはずだ。
したがって作り手も、見た目だけ、わかりやすさだけにこだわる者は消えていくだろう。

見る目が進化した以上、見られる側はより進化しなければならない。
サービサー・デザイナーは、旧態依然としたデザイン・表現スキルから卒業し、よりストーリー性の高い設計・デザイン・コンテンツを発信せよ。
2015年より加速した「ストーリー重視」のデザイン・サービストレンドは2016年にも加速するはずだ。

世界に名だたる、先端のWebサービサー、そしてインテグレーターが生み出した作品たちが、我々にそう告げている。

……などと、勝手にこのような定義をして、運営に止められるまで、しばらくはこの方向で、私見を提供したいと思う。

さて、飲むか。

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