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続・とってもわかりやすいJAVA 【第18回 Randomクラス】

続・とってもわかりやすいJAVA 【第18回 Randomクラス】

今回はRondomクラスを使った乱数の生成について説明していきます。

Rondomクラスはutilパッケージに含まれています。
したがって、使う際にはインポート文が必要になります。
ではサンプルをみてみましょう!

■サンプルプログラム

import java.util.Random;

class RandSample_01 {
    public static void main(String[] args) {
        Random rand = new Random();
        int r = rand.nextInt();
        System.out.println(r);
    }
}

このプログラムは実行するたびに結果が変わります。

■解説

1行目
Randomクラスをインポート
5行目
Randomクラスをインスタンス化
6行目
nextInt()メソッドで乱数を生成し、変数rに代入
7行目
rの値を表示

■nextInt()メソッド

Randomクラスに定義されているnextInt()メソッドでint型の乱数を生成することができます。
しかしこのままだと生成される乱数はint型の範囲全ての数となってしまいます。
では3通りの乱数を生成したい場合にはどうすればよいでしょう?
実はnextInt()メソッドはオーバーライドされていて、引数で生成する乱数の個数を決めることができます。
それではもうひとつサンプルをみてみましょう。
今度はじゃんけんのプログラムです。

■じゃんけんプログラム

import java.util.Random;

class Janken {
    public static void main(String[] args) {
        Random rand = new Random();
        int j = rand.nextInt(3);

        switch (j) {
        case 0:
            System.out.println("グー");
            break;
        case 1:
            System.out.println("チョキ");
            break;
        case 2:
            System.out.println("パー");
            break;
        }
    }
}

■解説

6行目
nextInt()メソッドの引数に3と指定しています。
すると、0から始まる3つの整数、つまり「0」、「1」、「2」の計3通りの乱数が生成されます。
8~18行目
あとは生成された乱数に応じてグー、チョキ、パーのいずれかを表示させます。

■まとめ

今回はRandomクラスを使った乱数生成について説明しました。
次回は、乱数生成のテクニックをご紹介したいと思います!

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