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CalDAV / DAViCALの構築 概要

CalDAV (DAViCAL) によるスケジュールの共有ツール

iCalって実はすごい!!

Macには「iCal」という優秀なカレンダーアプリがあります。
この「iCal」は、iCloudの一部であるMobileMeを使うことによって、
複数のMacやiPhoneでスケジュールを同期することができます。

「iCal」は、複数の人とカレンダーの共有ができます。
例えば、Googleカレンダーを使って共有したりすることです。
ところが人数が増えるとちょっと面倒です。
MobileMeなら、楽にカレンダー共有ができますが、お金がかかってしまいます。

そこでオープンソースのサーバ、つまり、「CalDAVサーバ」を立ち上げます。

CalDAVサーバって・・・?

「CalDAVサーバ」とは、カレンダー情報の標準フォーマットである iCalendar(.ics)を、
WebDAV サーバー上に保存することにより、カレンダーを共有するためのサーバをさします。
WebDAV (httpプロトコル)を利用するため、ネットワーク環境に依存せず導入し易い特徴があります。
「CalDAVサーバ」を構築するのは手間ですが、1度構築してしまえば、あとは、使うだけです。
以降は、「CalDAVサーバ」の構築方法を紹介していきます。
ここでは、オープンソースの「DAViCal」を利用することにします。
「DAViCal」の最大のメリットは、クライアントのカレンダーアプリケーションとして「iCal」が使えることです。

クライアント

CalDAV クライアントに使用したツールは、主に以下のようなものがあります。

クライアントに使用したツール

Thunderbird (メーラー) + Lightning (アドオン)

メールクライアントである「Thunderbird」にスケジュール管理機能およびToDo機能を拡張する
「Lightning」というアドオン(機能拡張)を使用します。
イベント、ToDo の参加依頼などグループウェア的な利用にはメーラーとの組合せが扱い易いのが特徴です。

<以下から入手>
thunderbird

Sunbird (カレンダーツール)

Mozilla プロジェクト のシンプルなカレンダーツールです。

<以下から入手>
Sunbird 本サイト

「iPhone」や「iPod」などのMac製品

「iPhone」や「iPod」には、CalDAVの設定が標準で備わっており、
その設定をすることで、情報の共有をすることができます。

その他

DAViCALの特徴

「DAViCAL」は、WebDAVとPostgreSQLを利用して、「iCalendar」を管理する「CalDAVサーバ」です。カレンダーユーザーのアカウント管理、ユーザー単位でのカレンダー共有設定やグループ管理などブラウザ・インターフェイスで提供されています。インターフェイスはまだまだですが、日本語インターフェイスが提供されています。依存関係にあるパッケージをクリアすれば導入も比較的容易です。

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